『流れゆく 遠い道』大阪会場での質疑応答について
実行委員1人1人からのメッセージ あや
『流れゆく 遠い道』大阪会場での質疑応答についての、実行委員1人1人からのメッセージを掲載します。
あや
この質問は、⽇本がしてきたことを知らないゆえの、
悪意のない⾔葉ではないかと思います。
今の⽇本で、同じような感想を持つ⼈は、きっと多いでしょう。
だから、この質問を聞いて感じたのは、
これは「⽇本⼈ファースト」が蔓延した
⽇本社会が⽣み出したものなのだということです。
そして、それと同時に感じたのは、この発⾔は、
もしかしたら、私⾃⾝のものであったかもしれないということ。
私がクィアでなく、植⺠地主義について学ぶことなく、⽣きていたとしたら。
違う世界線の私は、映画を観た後、
もっと聞こえのいい⾔葉で、もっと未来志向で語ってくれたらと思いながら、
会場を後にしたかもしれません。
たまたま私は「クィア」という意味でマイノリティの⽴場だから学ぼうと思えただけで、
⽇本では、⽇本の加害の歴史を知る機会があまりにも少なく、
簡単にレイシズムを⾝につけられてしまうということです。
私は、⽇本で⽣まれ、⽇本で育ち、⽇本国籍を持つ、「普通の⽇本⼈」です。
「普通に」⽣きてきたら、⽇本の加害を知らずに、⾃分の特権性に気づかずにいることが、
いかに簡単なことか、よくわかります。
知ることは、 怖いことです。 ⾃分の暮らしている国が、 何をしてきたのか、 今何をしているのか
に向き合うと、とても暗く、苦しい気持ちになります。私もそうです。
けれど、知らなければなりません。
誰かの命や尊厳を奪うことに鈍感であってはならないのです 。
私たちの国にはいくつもの加害の歴史があること、⾃分が特権性を持って⽣まれてきたこと、
これからもいつだって加害側になる可能性があること。
このことに向き合い続けないと、私たちは何度も間違えてしまうと思います。
『流れゆく 遠い道』大阪会場での質疑応答 当日の発言(文字起こし)



