17thKansaiQueerFilmFestival2025

世界は僕らに気づかない

►12/6(土) 開場10:15 開演10:30 すてっぷ

作品スチール

クィア映画に限らず、メジャーのテレビドラマでも映画でも、「主役は日本人ばっかり」の「日本人ファースト」の日本。そんな日本で、フィリピン人の母レイナ(ガウ)と一緒に群馬県太田市で暮らす、フィリピンハーフのゲイ・純悟(堀家一希)を主人公とした本作の存在は、日本のクィア映画界の誇りだ。

料金滞納で電気が止められてしまう家庭の純悟と、「パートナーシップ制度を使おう」と提案する "普通の日本人" の恋人・優助(篠原雅史)との対比も見事。
レイナと純悟も喧嘩が絶えないが、その二人の濃い関係は、間違いなく「愛の物語」だ。
フィリプンハーフとして、ゲイとして、純悟として。世界の全てを睨み付けるその怒れる顔は、怖い。そう、本作の英語題は『Angry Son(怒れる息子)』だ。あなたは、この怒りを、ちゃんと受け止めることができるか。

本作は、2022年大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」を受賞。国内劇場に留まらず、世界の映画祭でも上映された作品。
「いままで僕たち日本人は、あまりにも人種間の問題に無頓着すぎたと感じています」と語る飯塚花笑監督は、本人がトランスジェンダーの映画監督でもある。

今年11月には、日本のトランスジェンダー史で忘れることができない出来事を描いた飯塚監督の新作『ブルーボーイ事件』が、全国で劇場公開される。





監督から

飯塚花笑/Kasyo Iizuka監督写真

この世界の片隅で、ある種の生きづらさを抱える人たちの存在がどうしても気になってしまう。おそらくトランスジェンダーである自分自身のアイデンティティがそうさせて来たのだろう。今回の映画の主人公は、フィリピン人の母と日本人の父親を持つ青年だ。意外にも知られていないがこの国には、出稼ぎでやって来た沢山のフィリピン人女性が、日常に溶け込んで暮らしている。そしてその子どもたちもまた、この国の中で暮らしている。この映画で描くのは、異なる文化を持った母親への息子の眼差しであり、“愛の問題”についての物語である。この映画を観て、身近にあった愛に気づく人がいるならば・・・そんな願いを込めてこの映画を贈ります。(2022年KQFF上映時の掲載文)


飯塚花笑/Kasyo Iizuka

飯塚花笑監督の最新作『ブルーボーイ事件』が、今年の東京国際映画祭で上映されます(11/4、5)。また11/14(金)からは全国でも劇場公開されます。
https://blueboy-movie.jp

邦題:世界は僕らに気づかない
英題:Angry son
監督:飯塚花笑/Kasyo Iizuka
出演:堀家一希/Kazuki Horike(渡辺純悟 役)
   ガウ/GOW(渡辺レイナ 役)
   篠原雅史/Masafumi Shinohara(金子優助 役)
   村山朋果/Tomoka Murayama(佐々木里奈 役)

作品情報:112分|2022年|日本|日本語・タガログ語
サイト:https://sekaboku.lespros.co.jp/

上映歴:
・大阪アジアン映画祭(2022年)"来るべき才能賞" 受賞
・ニッポンコネクション(ドイツ)
・富川ファンタスティック国際映画祭(韓国)
・ニューヨークアジアン映画祭(アメリカ)
・関西クィア映画祭(日本)
・香港レズビアン&ゲイ映画祭(香港)
・カメラジャパン・フェスティバル(オランダ)
・シカゴ国際児童映画祭(アメリカ)
・Q Cinema International Festival(フィリピン)
など

  • 『世界は僕らに気づかない』スチール
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「日本人ファースト」をやめるために 特集:日本と移民、そして植民地主義

 【特集趣旨】


♦全作品(日本語作品を含む)に日本語字幕をつけて上映します。
♦コンペ枠でのトークには、手話通訳がつきます。それ以外の舞台挨拶・トークで手話通訳を希望される場合は、事前申込が必要です。詳しくは情報保障のページを見て下さい。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle information.

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