17thKansaiQueerFilmFestival2025

欲望の、けもの道

►11/30(日) 開場14:20 開演14:35 ウィングス京都
►12/5(金) 開場16:45 開演17:00 すてっぷ
►12/6(土) 開場12:55 開演13:10 すてっぷ

作品スチール

80年代、イランから米国に亡命したアフマドは、ゲイとしての欲望を隠し生きてきた。自身のアイデンティティと欲望の居場所を探し求め、あるLGBT+アーカイブを訪れたアフマドは、無数の記録を紐解いていく。
そこに納められていたのは、現代アメリカで様々に生きるトランスマスキュリンのゲイたちのインタビュー。そして、80年代アメリカで初めてトランス男性のゲイの名乗りを揚げ、トランス医療の異性愛規範やエイズ危機下でのトランス男性の周縁化を世に問うたルー・サリバンの記録映像や書簡だった。
インタビューで語られるのは、トランスマスキュリンとしてのアイデンティティと、ゲイとしての欲望の間に生まれる摩擦と共鳴。ゲイ/トランス両コミュニティでの周縁化、肉体がフェティッシュに扱われる苦痛、付き纏う拒絶と暴力への怯え、安全なセックス、そして歓びの在処。
様々な語りに導かれ、アフマドは欲望を露わに生きたもう一つの人生に没入していく…。
監督ジュールズ・ロスカムは、実在するアーカイブ―Gerber/Hart Library and Archives(シカゴ)やGLBT Historical Society(サンフランシスコ)―をモデルに、映画の中に架空のLGBTQ+アーカイブを創り出した。
アーカイブは、単なる資料保管庫ではなく、「誰が記録され、誰が忘れられるのか」「欲望はどのように歴史に刻まれるのか」といった問いを投げかける空間である。
実在の人物ルー・サリヴァン(米国で、ゲイとして公にアイデンティティを表明した初のトランス男性)の存在は、アーカイブの中で「存在しない」とされた歴史への抵抗の象徴として描かれている。

第13回関西クィア映画祭2019では、ジュールズ・ロスカム監督特集「あるトランス男性の10年の軌跡」を組み、記念ZINEを制作している。





監督

ジュールズ・ロスカム/Jules Rosskam監督写真

ジュールズ・ロスカム/Jules Rosskam


邦題:欲望の、けもの道
英題:Desire Lines
監督:ジュールズ・ロスカム/Jules Rosskam
出演:
Aden Hakimi As Ahmad
Theo Germaine As Kieran
Em Modaff As Lev
作品情報:83分|2024年|米国|英語
プレミア:日本初
サイト:https://www.desirelinesfilm.com/

上映歴:
・サンダンス映画祭(NEXT審査員特別賞)
・BFIフレア・ロンドンLGBTQIA+映画祭
・バンクーバークィア映画祭
・シカゴ国際映画祭
・Pink Apple(スイス)
・テッサロニキ国際映画祭(ギリシャ)
ほか多数

  • 『欲望の、けもの道』スチール
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