わたしの生まれた世界
►11/28(金) 開場18:25 開演18:40 ウィングス京都 オープニング上映
►12/7(日) 開場10:15 開演10:30 すてっぷ
マリアとニコ、愛し合う若いカップル。
待望の赤ちゃんを迎えたふたりだったが、産まれた子を見た看護師や医師は顔を曇らせる。
赤ちゃんの身体には、その場で性別判定をすることが難しい特徴が見られたのだ。
医者が赤ちゃんへの手術を勧める中で、わが子の手術をめぐり、ふたりは決断を迫られる。
手術を強く望むニコに対し、マリアはインターセックスの人々とその家族の語りに心を動かされ、医療の慣例や自らの性別観に疑問を抱き始める…。
ふたりは内面化した社会のまなざしと、どう向き合うのか。
ラテンアメリカで注目の若手監督アレハンドロ・スノ初の長編作品。
性的マイノリティに焦点を当てた作品を手がけてきた彼は、本作でインターセックスの当事者ではなく、親の視点から制度や医療の枠組み、そしてひとりの人間の身体と生に向き合う姿を描くことを選んだ。
その揺らぎに真摯なまなざしが注がれる。
この作品は、秘密、嘘、スティグマとトラウマ、そして不要で本人の同意のない手術、といった、インターセックス/DSDsの状態に置かれた人たちが直面する問題を、とても分かり易く描いているように思います。
映画の中では、
- 成人したインターセックス当事者が出てきて、自身の経験と気持ちを発言している
- 実は両親も、悩み、苦しんでいることが描かれている
- 当事者運動の歴史と主張を踏まえたストーリー展開
私たちが『BOTH』(リセット・バルセロス監督/2005/米国・ペルー)を2006年に日本で上映した時代は、インターセックスの表現といえば、親を非難し被害の描写を悲劇的に描く必要があった時代でした。しかし2025年の今、必ずしもそうではない形で、インターセックス/DSDsの状態に置かれた人の直面する問題を描く映画に出会える、そういう時代になってきたことに、私は本当に感動しています。
当事者やその家族だけでなく、医療関係者にもぜひ見て欲しい作品。
(文責:ひびの まこと)
監督
アレハンドロ・スノ/Alejandro Zuno
邦題:わたしの生まれた世界
原題:Un mundo para mí
英題:Newborn
監督:アレハンドロ・スノ/Alejandro Zuno
出演:Mayra Hermosillo, Andrés Delgado, Silvia Navarro, Nova Coronel, Carmen Beato
作品情報:104分|2024年|メキシコ|スペイン語
プレミア:日本初
サイト:https://www.alebrijeproducciones.com.mx
上映歴:
・Global Vision Award (Cinequest FF, USA);
・Screened at Guadalajara Int. FF (Mexico)
・Mar del Plata FF (Argentina)
・San Diego Latino FF (USA)
一般作品部門(全4作品)
【作品一覧ページ】- 欲望の、けもの道(監督 ジュールズ・ロスカム/83分/2024年/米国/英語)
- わたしの生まれた世界(監督 アレハンドロ・スノ/104分/2024年/メキシコ/スペイン語)
- 水の中で深呼吸(監督 安井祥二/74分/2024年/日本/日本語)
- ウエスタンハット(監督 Sabrina Way/20分/2024年/カナダ/英語)
♦全作品(日本語作品を含む)に日本語字幕をつけて上映します。
♦コンペ枠でのトークには、手話通訳がつきます。それ以外の舞台挨拶・トークで手話通訳を希望される場合は、事前申込が必要です。詳しくは情報保障のページを見て下さい。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle
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