16thKansaiQueerFilmFestival2023

ふたつの遺影

►9/16(土) 開場15:00 開演15:15 すてっぷ 国内コンペ枠
►9/23(土) 開場12:45 開演13:00 ヴィラ鴨川 国内コンペ枠

作品スチール

主人公は終活をしている。最期のその日を "自分らしく" 迎えられるように。どの写真を遺影にするべきか悩みぬき、家族と一緒に答えを出した。そして、お別れの日がやってくる。
自分らしく生きて、自分らしく終焉を向かえたい。多様性を当たり前のように尊重する社会になって欲しい。
また、ここで加えて言いたいのは、作品の中で描かれているのは、この主人公が選んだあり方でしかないということ。主人公のように過去を受け入れても、逆に切り離しても、家族と仲良しでも、不仲でも。1人1人の、多様な生き方と旅立ち方は、尊重されるべき。
(文責:さい)




監督から

中川駿/Shun Nakagawa監督写真

過渡期である今、理想と現実の間で生きる人たちの気持ちに寄り添える作品にしたいと思い、制作しました。
優しい眼差しでご覧いただけますと嬉しいです。



中川駿/Shun Nakagawa

1987年、石川県生まれ東京都育ち。
大学卒業後、イベント制作会社勤務後、独立。
イベントディレクターとして活動する傍ら、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。
主な監督作品は『time』『尊く厳かな死』『カランコエの花』『UNIFORM』『ふたつの遺影』『少女は卒業しない』。


邦題:ふたつの遺影
英題:Two Portraits Of The Deceased
監督:中川駿/Shun Nakagawa
作品情報:4分|2022年|日本|日本語
サイト:https://natalie.mu/eiga/artist/102373

制作趣旨:
日本は、世界でも高齢化社会の先進国であり、本格的な多死社会を迎えている。加えて、少子化・核家族化が進み、親戚や近所づきあいも希薄化する中、自分の葬儀を前もって準備する「終活」が一般化しつつある。一方で、日本社会でも多様な価値観への寛容度は増しているが、LGBTQの方が故人となる葬儀では、⻑年連れ添った故人のパートナーが喪主になれない/参列を許されない/同じお墓に入れない等、依然として問題多き現状が浮き彫りになっている。多様性とは、多様生。多様な「旅立ち方」を描くことで、多様な「生き方」を応援したい。 そんな逆転の発想から、この作品は生まれました。

  • 『ふたつの遺影』スチール


♦全作品(日本語作品を含む)に日本語字幕をつけて上映します。
♦トークでの発言には、手話通訳もしくは日本語字幕がつきます。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle information.

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