16thKansaiQueerFilmFestival2023

特別企画:戦時下の性暴力としての、日本軍「慰安婦」問題

映画『二十二』
►9/18(月) 開場15:15 開演15:30 すてっぷ
►9/24(日) 開場10:15 開演10:30 ヴィラ鴨川

パネル展示「中学生のための『慰安婦』展・ミニセット」
►映画祭会期中にいつでもご覧頂けます。

戦争が話題になる今、私たちが忘れてはいけない戦時の性暴力としての、日本軍「慰安婦」問題を考える特別企画を行います。
中国で空前の大ヒットを記録した『二十二』を上映し、wamの「中学生のための『慰安婦』展・ミニセット」パネルを展示します。


二十二

作品スチール

冬、かつて「慰安婦」にされていた1人のお婆さんの葬式のシーンから映画は始まる。
本ドキュメンタリーの撮影が開始された2014年時点で、中国大陸で「慰安婦」にされていたと公表している女性のうち、生きているのは二十二名だった。そして、2023年現在では二名しか生き残っていない。
「慰安婦」問題に関する史料を詰め込むのではなく、当事者に自分の言葉で自分の記憶をそのまま語ってもらう作品。お婆さんたちは標準語より地方の方言が第一言語となる人たちなので、この作品は地方の方言で成り立っている中国ではまだ数少ない作品でもある。彼女たちの撮影当時の生活も淡々と作品の中で映されている。過去の辛い記憶を語ってくれる勇敢なお婆さんたちであり、近所の人と楽しく話したり、喧嘩をしたり、ご飯を作って食べたり、ごく普通のかわいいお婆さんたちでもある。
当初借金とクラウドファンディングで作った本作品は中国で空前の大ヒット(興行収入1.7億元、当初28.9億円)を記録した。映画の最後、中国民衆が慰安婦問題に対する関心と作品への応援を込めた長々いクラウドファンディング支援者のリストが流れていく。
(文責:さい)




 

監督から

二十二の監督写真

日本での上映にお誘い頂き、誠にありがとうございます。
皆さんは、どうぞ楽しく元気で順調な日々を、お過ごしください。


グォ・クー/郭柯

1980年中国四川省成都市生まれ。
1998年から2015年の間で40部以上の映画・テレビ作品の制作に参加。
代表作:
『三十二』(2012−2014年、ドキュメンタリー、豆瓣(ドウバン)9.5)
『二十二』(2014ー2017年、ドキュメンタリー、豆瓣(ドウバン)8.7)
『来日可期』(2018ー2022年、ドキュメンタリー)
『来日皆方长』(2018ー2022年、ドラマ)

邦題:二十二
原題:二十二
英題:Twenty two
監督:グォ・クー/郭柯/Guo Ke
   99分|2017年|中国|中国語(地方方言・普通話)・韓国語・日本語
サイト:ウェイボー@纪录电影二十二

上映歴:
2017年8月14日『二十二』が中国大陸で公開上映。興行収入が1.7億元(当初28.9億円)に達した。"中国で初めて1億元を超える興行収入を記録したドキュメンタリー"、"2017年世界No.1興行収入を記録したドキュメンタリー “などを記録。 アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、香港、ドイツ、韓国などの国と地域で上映。


  • 『二十二』スチール
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  • 『二十二』スチール


パネル展示「中学生のための『慰安婦』展・ミニセット」

パネル展示スチール

「慰安所は、誰が、どのような目的で作ったのですか?」「『慰安婦』は、誰が、どのようにして集めたのですか?」「誰が、どのように管理・運営したのですか?」などの疑問に分かりやすく答えるパネルを、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam・東京都新宿区)からお借りして、映画祭会場に展示します。上映の合間に、ぜひご覧ください。

アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」
https://wam-peace.org



♦全作品(日本語作品を含む)に日本語字幕をつけて上映します。
♦トークでの発言には、手話通訳もしくは日本語字幕がつきます。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle information.

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