13thKansaiQueerFilmFestival2019

ダイバーシティ・ポルノ

►9/22(日) 12:20 すてっぷ(トランス短編集で上映)
►10/19(土) 20:30 西部講堂(海外短編集で上映)

ダイバーシティ・ポルノスチール

LGBTブームといわれる昨今の日本ドラマ界。LGBT運動における企業の進出も目立つようになり、政界にも同性婚について肯定的に言及する人間が増えてきている。「多様性を尊重する」という声が、まるで合言葉のようにそこかしこで交わされている。
さてさて、具体的に、「多様性を尊重する」とはどういうことなんだろうか。「ふつう」でないキャラクターを出演させる。「ふつう」でなくたって良いよねと言ってみる…。
でもちょっと待って、いったい誰が「ふつう」かどうかを決めているの?「ふつう」でないことで現実に起きる、差別や暴力については何も言わないままで、あなたは本当に「多様性」に貢献したことになるの?

この作品の最も示唆に富む描写のひとつは、作中の制作現場における「女性」スタッフへ向けられる目線だ。「多様性」を掲げている一方で、目の前にある「女性差別」には、何の関心も抱かない。耳触りのいい言葉が、結局誰かの搾取の上に成り立っているという構図は、けして映画の中だけの作られた物語ではないはずだ。
「男性」が牛耳る企業のイメージアップに使われる、マイノリティの物語。「多様性」という合言葉は、マジョリティの独りよがりな「オナニー」で終わってしまっていいのだろうか?




邦題:ダイバーシティ・ポルノ
英題:Pizza Roles
原題:Pizza Roles
監督:Ari Chivukula & Danny Tayara
   4分|2017年|米国|英語

  • ダイバーシティ・ポルノスチール
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♦日本語の作品を含め、全ての上映作品に日本語字幕が付きます。
♦ステージ上での全てのトーク・講演に、手話通訳がつく予定です。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle information.

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