13thKansaiQueerFilmFestival2019

女は女である

►10/18(金) 18:20 西部講堂

女は女であるスチール

妻として母として子どもを育てるジーユー。「普段着での登校日」に女子の制服で登校するリンフォン。世代の異なる2人のトランス女性の物語が、香港からやって来た。
昔と今とでのトランス女性の置かれる状況の違い、よりも、そんな厳しい状況下でも周りの人との人間関係を(ぎこちなく)作りながら生き延びていく、世代の異なる2人の姿の重なり具合が印象的だ。

本作は、主演を含め多くのトランス当事者が出演し製作に関わった作品で、スタッフのほとんどが女性なのも特徴だ。
「これをきっかけに、もっとトランスジェンダーのことを知ってください。知らないことは怖いけれど、いろんなことを見て知れば怖くないことがわかっていただけると思います」とのトモ・ケリーさん(主演)の言葉(大阪アジアン映画祭での発言)通り、香港のトランスコミュニティーとのつながりの中で、トランスコミュニティーの一層の発展のために、この作品は作られた。

日本でも、お茶の水女子大学と奈良女子大学がトランス学生の受入を正式に決めた。性別適合手術も部分的に保険適用され、着実に前進するのと同時に、トランス女性への差別が改めて可視化もしている。まずはトランス女性がどのような状況を生きているのかを感じて欲しいとの思いから、関西クィア映画祭でも本作品を上映する。

ただし本作品は、主演の2人が共に、ある意味で典型的なトランス女性で、今で言うXジェンダー系やノンバイナリー系の、もしくは非規範的なトランスではない。そこで本作品上映後には、本作品をさらに補い、より幅の広いトランスコミュニティーについての理解を深めるために、実行委員のひびのから簡単な問題提起も行う。


映画祭当日に話された、ひびのからの問題提起(PDF 59KB)





国内上映歴

邦題:女は女である
英題:A Woman Is A Woman
原題:女人就是女人
監督:孫明希/Maisy Goosy Suen
   93分|2018年|香港|広東語・英語
ウェブ https://www.facebook.com/LGBTIQProud/

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♦日本語の作品を含め、全ての上映作品に日本語字幕が付きます。
♦ステージ上での全てのトーク・講演に、手話通訳がつく予定です。
♦Some non-English films will be screened with English subtitles. Please visit our subtitle information.

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