トランス系作品一覧
今年の関西クィア映画祭も、トランス系作品が充実しています。
長編6作品・短編5作品。これを敢えて分けるなら、FTM系6作品・MTF系4作品。加えて、『FTM特別企画』まであります。
一言で「トランスジェンダー」といっても、実は多様です。あなたの生き方の選択肢が少しでも増えますように!楽しんでいってください。
作品一覧 画像クリックで作品詳細
長編作品
-
私の居場所〜新世界物語〜
集団就職で大阪にきたひろ子ママ。新世界のゲイバーで働き出し、今は鉄板焼きのお店を持つ。「生まれ変わってもオカマがいい」と自分に正直なママを慕う人は多い。そんなママも偏見を気にして故郷に帰れずにいた。
-
アリフ、ザ・プリン(セ)ス
美容師のアリフは、村に帰れば原住民族長のひとり息子だ。期待される像と、本当の自分。不完全な自己の狭間で苦しむアリフ。家族との距離感とは、本音を晒け出せる相手とは。アリフを中心とした詩情豊かな群像劇。
-
アプリコットの木立
恋人の家族に会うためアルメニアに帰国したアラム。アラムを迎える兄はどこか落ち着かない。数々の伏線で徐々に明らかになるその理由。こちら側、あちら側、その境界。線引きがもたらすのは、安心なのか緊張なのか。
-
ナベシャツからの解放
―ろうトランス男性オースティンの旅友達や恋人、家族に支えられながらようやく乳房の切除にこぎつけたオースティン。ナベシャツを捨て新たな旅へ向かうオースティンは、より一層自信に満ち溢れていた。KQFF2016上映のFTMの王道ストーリー。
-
パパのやり方
いつも疎遠な父。大好きな母。噛み合わない兄。そして祖父。両親の旅路を辿り、過去の暴力や痛みと向きあうロスカムが、対話を通じて「家族」を見出していく。長年KQFFが推してきたFTM監督の最新作はセルフドキュメンタリー!
-
トランス物語に抗して
「これがトランスジェンダーだ」と言うとき、「私たち」の中の誰が優遇/無視されている?世代・人種・民族・階級・文化の違いには注意が払われている?「FTMらしさ」って?トランスとフェミニズムの可能性を問う、KQFF2010上映作品。
短編作品
-
Happy Birthday マーシャ!
1969年NY、誕生日を祝うためにストーンウォールインに集まった、マーシャとその仲間たち。警察からの不当な嫌がらせから、神聖なる夜の社交場を守るべく立ち上がった。マーシャをトランス女優、マヤ・テイラーが好演。
-
アレックス
「男らしい」体のために日々努力を重ねる超意識高い系FTMのアレックス。自分の体を好きになりたい。自分のものだと実感したいし、信じたい。そのために今日もストイックに理想を追い求める。
-
エヴァ
エヴァはレイティ(いわゆるトランスジェンダー)。自信に満ちた彼女のダンスは私たちへのシュプレッヒコール。
-
ここにいる、ユニークな私たち
トランスジェンダーのブラジル人漫画家テイラー。そして、3人のトランスジェンダーを中心にホルモン治療、職場、家族、自分を取り巻く様々なトピックについて語るアニメーションと実写のハイブリット映画!
-
思いっきり泣くこと
ビデオを見て涙を流す3人のトランス男性。さて、何を語る……?