~ 歴史をつくる これからも わたしたちも ~
みなさん、こんにちは。
私は、長年高校の養護教諭(いわゆる「保健の先生」)をしています。
おかげさまで、いろんな生徒に出会ってきました。そして、いろんな「なやみ」をぶつけてもらいました。
お父さんから性的虐待をうけるのがいやで過食に走った女の子、男性にレイプされて同性愛者として生きて行かなければいけないのかと悩んだ男の子、女の子としてうまれたけれど、思春期なっても生理はこないし、すね毛やひげは濃くなってしまうし「私、どうなってるの?女じゃなかったの?」と悩んでしまった女の子。女の子に告白されて、断ったら相手の子がバイトをやめてしまって「ぼく、ゲイって教えてあげたほうがよかったかな」って涙ぐんでいた男の子…。
みんな一生懸命です。そして、みんな「自分だけが、こんなふう」と悩んでいます。でも、そんなことはありません。あなたたちのすぐとなりにも、そんな人はいるし、世界中のあちこちに、そんな人たちがいます。でも、「しらない」となかなか出会えません。
だから! まずは関西クィア映画祭、きてみてください。映画をとおして「いろんな人が、いろんなことで悩んでいる」と知ってください。そしたら、きっと「ふつう」と思っていた、あなたのとなりにいた人が、実は「自分だけ」って悩んでいることに気がつくかもしれません。
関西クィア映画祭は、実は社会にあふれていて、でも、私たちが知らないために出会えなかった人としりあう大きなきっかけになるはず。
ぜひ! 会場に足をはこんでください。大阪か京都で会いましょう!