関西クィア映画祭★6月のプライド企画
(ミニ企画第2幕)
No Pride in Genocide !

パレスチナ連帯!京都クィア映画上映会

企画の仮チラシ

 「虐殺にプライドはない!(No Pride in Genocide!)」と掲げる本企画は、今年6月のプライド月間(※) に、世界60カ国20言語で300回以上で上映される、世界的な映画イベントです。今年で、4回目となります。

 現在進行中のガザにおけるジェノサイドを含むパレスチナ人に対するイスラエルの残虐行為を「ピンクウォッシング」で隠蔽しようとする動きを暴き、これに抗うことを目的としています。また、イスラエルの犯罪への加担を終わらせようとする、増え続けるクィア・ネットワークやプライド団体に光を当てます。今年の60分間のプログラムは、歴史的パレスチナ、ディアスポラ、そしてその先で活動するクィア、パレスチナ人、そして連帯するアーティストたちの作品に焦点を当てています。
 今年も、日本各地でパレスチナ連帯の行動を行うクィアやフェミニストたちの思いを共有し、ネットワークを作る場ともします。

  • 日 時:2026年6月27日 (土) 12:30開場/13:00開始
  • 会 場:京都アスニー(京都市生涯学習総合センター)
       (京都市中京区丸太町通七本松西入。JR円町駅から750mくらい・徒歩11分くらい)
  • 参加費:500円以上のカンパ
  • 内 容:Queer Cinema For Palestine が選んだ6本の短編作品の上映、トーク、参加者どうしの意見交換、展示、交流会(希望者のみ。別途、飲食の実費がかかります)。
  • ★あなた自身の活動を共有★
    • これまであなた自身の行ってきた活動の共有(報告)を、企画の中で、簡単にしてみませんか?
    • もし希望される場合には、どのような活動をされてきたのか、以下の参加申込みフォームに記入して、教えて下さい。
  • ★プラカード持参の呼びかけ★
    • あなたが普段使っているプラカードなどを、良ければご持参下さい。上映会場内に置いて、みんなで共有しましょう。

  • 以下のボタンから、できるだけ事前に参加申込みをお願いします。
  • 当日も席に空きがあれば、飛び込み参加も可能です。

はじまり

 本企画「クィア・シネマ・フォー・パレスチナ(QCP)」は、BDS運動の創設メンバーであるPACBI(イスラエルの学術・文化ボイコットのためのパレスチナ・キャンペーン)によって、世界に呼びかけられた企画です。イスラエル政府が後援するLGBTQ映画祭「TLVFest」での上映を取りやめたり、上映を拒否したりした映画製作者たちのための、倫理的な代替空間として始まりました。過去数年にわたり、パレスチナ人、とりわけクィアやトランスジェンダーのパレスチナ人団体からのボイコット呼びかけに応え、何百人もの映画製作者が連帯を示してきました。

日本でも

 今では、多くのクィアやフェミニストたちが、各地でパレスチナ連帯運動にそれぞれのやり方で参加しています。そんなクィアたちの多くも、元々はパレスチナについての素人でした。
 「そもそも、日本のプライド企画で、どうしてパレスチナなの?」「パレスチナ問題って、クィアにどんな関係あるの?」—そう思う人もいるでしょう。「今の時代に、意図的に人が餓死させられるなんて信じられない」「虐殺が公然とストリーミング配信される現実に耐えられない」という方もおられると思います。企画会場では、初めてこの問題を考える、という人にも分かりやすい、パネル展示も行います(パレスチナ連帯のための京都クィアアクションからお借りします)。

ミニ講演や参加型の時間も

 さらに、企画冒頭には「『クィアを迫害しているハマスを批判しろ』『セクマイを迫害するパレスチナにも問題がある』にどう答えるのか」と題した簡単な講演も行います。
 加えて、今年は、グループに分かれて感想共有や意見交換をする、参加型の時間も設ける予定です。この参加型の時間や、交流会への参加を通じて、参加者どうしがより自由に話せる雰囲気にできればとも思います。

 「自分はまだ一度もパレスチナ問題に関わったことがない」という方も、是非この企画にご参加ください。パレスチナからの声を聞き、声を挙げる世界中のクィア達の思いを知って下さい。一部の人たちのためだけのプライド月間ではなく、虐殺を見て見ぬふりするプライド月間でもなく、イスラエルによるパレスチナへの集団虐殺にも反対する、日本の植民地主義にも反対しようとする、不十分な自分たち自身のあり方を開き直らない、そんな私たち自身のプライド月間を作っていきましょう。


※1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン」への警察のガサ入れに抗議し、有色人種のトランスジェンダーや女装者たちが起こした暴動=ストーンウォール暴動を忘れないために、6月がプライド月間として知られている。

【目次】

【上映作品】

  • 全ての作品に日本語字幕が付きます。
  • All films will have English language or English subtitles.

原題 A Messageのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 A Message|監督 ママ・ガヌーシュ/Mama Ganuush|2分51秒|パレスチナ|2026年|英語)

亡命中のパレスチナ系クィアの人々の声を捉えた短編ドキュメンタリー映画。

監督のママ・ガヌーシュは、トランスジェンダーのパレスチナ人パフォーマンスアーティスト、映画監督、オーガナイザー、そして活動家であり、その作品はパレスチナ・フューチャリズムを力強く、そして妥協なく表現している。サンフランシスコとリスボンを拠点とするそのパフォーマンスは、パレスチナの民芸や音楽、エジプトの黄金時代のダンスの優雅さ、そして道化師や演劇が持つ生々しく即興的なエネルギーが見事に融合したものである。



Ceasefireのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 Ceasefire بِكَفِّي قَهْـر|監督 テオドール・ヴラダル/Teodor Vladár|23分|スロバキア・ハンガリー|2025年|英語・アラビア語・スロバキア語)

ヨルダン系パレスチナ人のクィア・アーティスト、ナウラスは、過去4年間、スロバキアのブラチスラヴァで暮らしている。二つのコミュニティと衝突する文化の狭間で生きる彼女は、平和と「我が家」と呼べる場所を見つけるという、第三の目標へと突き動かされている。今、彼女は生まれ育った文化を、今度は自ら定義し直すことで取り戻そうとしており、その過程で、家族のようなコミュニティを築き上げている。

監督のテオドール・ヴラダルは21歳で、現在スロバキアのブラチスラヴァにある舞台芸術アカデミーで学んでいる。スペインとフランスで学び、フランスではパリで映画学を専攻した。彼はクィアおよびパレスチナ支援の活動に携わっており、ドキュメンタリー制作を通じて人々に声を届けたいと考えている。また、作家兼脚本家としても活動しており、スロバキア国内の短編小説コンクールで数々の受賞歴を持つ。さらに、世界の映画史におけるクィアのアイデンティティに焦点を当てたポッドキャスト『Nami o nás』のホストも務めている。『Ceasefire』は彼の監督デビュー作であり、クラウドファンディングによる資金援助を受けて制作された。



The 5-Year Plan for Financial Independenceのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 The 5-Year Plan for Financial Independence|監督 ドゥア・オマリ/Dua Omari|7分|パレスチナ|2025年|英語)

この映像は、パレスチナの歴史を不正義の繰り返されるサイクルとして捉え、体制が変わらず暴力が続く未来を描き出しています。それは、真の正義をもたらすことのできない世界システムの失敗を暴き、日常生活を改善しない象徴的な解決策しか提示していないことを示しています。パレスチナの人々は、人間の尊厳さえも満たされない状況に適応することを余儀なくされ、自由や尊厳への明確な道筋もないまま、虚偽の希望を抱かされた状態に置かれています。

監督のドゥア・オマリは、エルサレムを拠点に活動する映像作家兼画家です。ビルゼイト大学で心理学と現代視覚芸術の学位を取得しています。彼女の創作活動は、個人の精神と政治的・社会的現実の交差を探求するものであり、抑圧体制下における心理的・実体験、特に女性、子ども、そして占領下のパレスチナ社会に焦点を当てています。国内外の展覧会に参加したほか、ローマのスペインアカデミーやA.M.カッタン財団でのアーティスト・イン・レジデンスを修了しています。



Until We Returnのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 Until We Return|フス/Huss AC|11分|エジプト・スコットランド|2025年|英語)

この作品は、記憶と夢の間を漂い、VHSに記録された6歳の誕生日の断片から、失われた故郷への無言の別れへと移りゆく。まるでナイル川を遡るような旅路のように、記憶と現実の境界が曖昧になるカイロの夢のような流れの中を、それは展開していく。それは、一部は幻視であり、一部は憧憬であり、一部は可能性である。その水の上で、儚いユートピアが目を覚ます。そこでは、別れなどなかった世界、帰還がまだ手の届くところにある世界、そしてかつて失われた故郷が再び流れ込んでくる世界が広がる。

グラスゴーを拠点とするアラブ系マルチメディア・アーティスト、パフォーマー、映画作家、そして映画プログラマーである本作品の監督フスは、クィア性、記憶、亡命をテーマに、追放、検閲、そして生存と向き合う個人的かつ政治的な物語を織り交ぜて作品を展開している。映画、パフォーマンス、インスタレーション、サウンドといった領域を横断する彼の活動は、断片化された歴史や沈黙を強いられた声のための空間を創出し、アラブおよびディアスポラの経験をめぐる支配的な物語に挑んでいる。



We Will Haunt Your Archiveのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 We Will Haunt Your Archive|R.R.|10分|米国|2026年|英語)

2023年12月2日。サンフランシスコで、パレスチナへの連帯を掲げたクィアによる抗議活動が勃発した。本作は、この行動を、エイズ危機下におけるACT UPの活動という長い歴史の中に位置づける。そして、現代の監視と沈黙の体制に抵抗するためのラディカル・フェミニストの戦術として、「グリッチ」を探求する。

R.R.は映画監督、研究者、マルチメディア・ジャーナリストである。これまで『ロサンゼルス・タイムズ』などの国際的な出版物や、CNN、アルジャジーラ・ドキュメンタリー・チャンネルなどの放送局でジャーナリストとして活動してきた。受賞歴のある彼の作品は、IDFA、パリのポンピドゥー・センター、バークレーのパシフィック・フィルム・アーカイブなど、国際的な映画祭や会場で上映されている。



Sorryのスチール画像

『●●※邦題未定』

(原題 Sorry|ジョン・グレイソン/John Greyson|7分|カナダ|2024年|英語)

3人の若い女性たちの肖像:エルビット社のドローンによって命を落としたガザ出身の若きバイオリニスト、ルナ・アリヤン。2024年にマルメで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストでイスラエル代表を務めたシオニストの歌手、エデン・ゴラン。そして、その年のユーロビジョンで抗議活動を主導したグレタ・トゥーンベリ。イスラエルがハスバラ(プロパガンダ)目的で歌を武器化していることを暗に風刺した本作『Sorry』は、ユーモアとポップカルチャーを用いて、現在進行中のユーロビジョン・ボイコットと「Dump Elbit」キャンペーンを支持するマッシュアップ・アジプロ(政治的プロパガンダ)を創り出している。(トロント・パレスチナ映画祭の「ガザ・ライブス」——ジェノサイドで命を落としたアーティストたちへのトリビュート——に着想を得た)。

監督のジョン・グレイソンは、トロントを拠点とする受賞歴のあるクィアの映像/映画作家であり、長編、短編、トランスメディア作品には『Unauthorized Amplification Devices』(2026年)、『Gauze』(2025年)、『Door Prize』(2025年)、『Death Mask』(2024年)、『Photo Booth』(2023年)、『International Dawn Chorus Day』(2020年)、『Mercurial (2018年)、『ガゾント』(2016年)、『マーダー・イン・パッシング』(2013年)、『フィグ・ツリーズ』(2009年)、『プロテウス』(2003年)、『リリーズ』(1996年)、『ゼロ・ペイシェンス』(1993年)、『ザ・メイキング・オブ・モンスターズ』(1991年)、『ウリナル』(1989年)などがある。



【タイムテーブル(予定)】

  • 10:00-12:30 設営作業
  • 12:30     開場
  • 13:00     開会
  • 13:00-13:45 挨拶・本企画の趣旨とミニ講演(45分)
    (「『クィアを迫害しているハマスを批判しろ』『セクマイを迫害するパレスチナにも問題がある』にどう答えるのか」)
  • 13:45-14:00 休憩(15分)
  • 14:00-15:20 短編6作品(約80分)
  • 15:20-15:35 映画について質疑応答や意見交換(15分)
  • 15:35-15:50 休憩(15分)
  • 15:50-16:20 グループに分かれて感想共有や意見交換(30分)
  • 16:20-16:30 撮影(10分)
  • 16:30-17:00 皆で片付け(30分)
  • 17:15-    近くの飲食店で交流会(別途実費)

【会場の地図】


京都アスニー (京都市生涯学習総合センター)
〒604-8401
京都市中京区聚楽廻松下町9-2 (京都市中京区丸太町通七本松西入)

市バスの系統番号の案内などは、京都アスニーのアクセス情報のページを見て下さい。

【参加申込み】

  • 以下のボタンから、できるだけ事前に参加申込みをお願いします。
  • 当日も席に空きがあれば、飛び込み参加も可能です。
パレスチナ連帯!京都クィア映画上映会 2026
に参加する

【日本国内での他都市での上映】

この映画(Queer Cinema For Palestine 2026)は、日本国内では、関西クィア映画祭の本企画以外にも、以下のところでも独自の主催で6月に上映されます。

  • No Pride in Genocide(広島・原爆ドーム前)
    主 催 Hiroshima-Palestine Vigil Community
    問合せ soragwat@gmail.com

日本を含む全世界での全上映会場一覧は、Queer Cinema for Palestine Global Screenings – June 2026(英語)からどうぞ。

【参考となる映像など】

関西クィア映画祭のウェブサイトで、パレスチナの性の多様性のための団体 alQaws 代表のハニーン・マイキーさんの講演映像や、ピンクウォッシュについての映像を掲載しています。
是非こちらもご視聴下さい。(無料です)


また、ぜひ以下もご覧ください。

【お問いあわせ】

主催:関西クィア映画祭 パレスチナ連帯プロジェクト

 https://kansai-qff.org/
 TEL:080-3820-2731 (留守電にメッセージをお願いします)
 FAX:06-7878-8882
 メール:palestine★kansai-qff.org(★→@)

協力:パレスチナ連帯のための京都クィアアクション





実行委員を募集します

一緒に関西クィア映画祭を1から作り上げる仲間を募集します!
興味のある方は、お気軽にメールでお問合せ下さい。
info★kansai-qff.org(★→@)