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関西クィア映画祭とは?

関西クィア映画祭は、「クィア」をキーワードに、「性」とそれに関わる「暮らし・生き方」をテーマにした映像作品を集めて上映する関西で最大規模のお祭りです。2005年7月に2日間の日程で第1回が開催され、翌年には日程を5日間に拡大して1600人以上のご来場を頂きました。また同性愛をテーマにした作品に留まらず、トランスジェンダーやバイセクシュアル、インターセックスなどを扱った映画を日本で最も多く上映して来た映画祭でもあります。

今回も、世界の映画祭での受賞歴もある大作から草の根ラディカルなインディペンダント映画まで、淡い恋愛ものから社会運動系まで、メジャーからマイナーまで、幅広く様々な傾向のプログラムを用意しました。今回は初めての試みとして9月に2週にわたって2都市で開催することになりました。会場はいつものHEP HALL(梅田の観覧車のあるビルの8階)と、新たに京大西部講堂での開催です。

国内では当映画祭でしか観ることができない貴重な作品も、多数用意しています。この機会をお見逃しなく!

「みんな」で作る、手作りの映画祭!

関西クィア映画祭はオープンな実行委員会形式で運営され、全ての作業は無報酬のスタッフやボランティアによって担われています。

性を模索中の人、明らかなヘンタイ、トランスジェンダー、バイセクシュアル、レズビアン、ゲイ、そして性別に違和感のない異性愛者などを含め、様々なセクシュアリティーや背景を持つ人たちが、個人の考え方の違いや好き嫌い、国籍・年齢・職業を超えて関わり合い、作り上げている映画祭です。

この映画祭を通じて、性別やセクシュアリティーを超えた、人と人との繋がりを築くことができます。一人一人が生きる勇気を得たり、多くの人々と共に性とライフスタイルの多様性を実感できればと、私たちは願っています。

クィア / Queer ってなに?

クィアとは「奇妙な」「変な」という意味の英語。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)など、性の領域で「ふつう」ではないと考えられているあり方への蔑称でもあります。差別的なクィアという言葉を逆手にとって敢えて使うことで、 LGBTに限らず様々な少数派を肯定し、「普通ではない生き方」をポジティブに捉え直す意図があります。

トランスジェンダー ってなに?

出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとする人。性同一性障害の人も含む幅広い言葉。

FtMトランスジェンダー

「FtM」は「Female to Male」の略称。出生時「女性」に振り分けられたが「男性」として生きようとする人。

MtFトランスジェンダー

「MtF」は「Male to Female」の略称。「FtM」の逆。

FtX/MtX

「Female to X-gender / Male to X-gender」。出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとするが、「女性」もしくは「男性」として生きるのではなく、いずれでもない性別(X-gender)で生きようとする人。