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アンドレアス・シーコーファー さん

 関西クィア映画祭は、ドイツのベルリン国際映画祭の『テディ賞』(注:ベルリン国際映画祭で様々な部門の枠を超えて、クィアをテーマにした優れた作品に贈られる賞)と同様、関西圏で重要な役割を果たしています。ベルリンには、ゲイを公言している市長もいますが、ここ関西でもいつの日か、そのような日がやってくることでしょう。
 世界のクィア映画を通して、人々は、社会的・歴史的・文化的背景が異なる各国におけるセクシュアル・アイデンティティについて考え、自分の国での自身の状況を鑑みることができます。ドイツ文化センターは、関西クィア映画祭へのサポートを通じて、このことを支援したいと思っています。
 多くのEU諸国では、現在、同性パートナーシップ法が制定されています。これは、長年にわたる地道な社会運動や、映画祭、クリストファー・ストリート・デイ(注:プライドパレードのこと)等の活動の賜物です。ここ日本でも、日本の文化や歴史的文脈に即してクィア映画祭が開催されることは、大変意義深く、喜ばしいことです。

Goethe-Institut Japan in Kyoto
ドイツ文化センター(京都)
館長 アンドレアス・シーコーファー


藤田博美 さん

 関西クィア映画祭の「ヘンタイでええやん!」と開き直った感じが私は大好きです。今回は、前回にも増してさらに賑やかに、大阪と京都で開催されることに大いに期待しています。二会場に出来る限り駆け付けて、クィア映画を堪能したいと思います。
 セクシャリティの多様性を扱った映画祭として、これからも末永く続いていく事を希望します!

藤田博美(香川レインボー映画祭実行委員長)

※2010年10月10日(日)には第6回香川レインボー映画祭が開催予定です。


浜野佐知 さん

 関西クィア映画祭は真っ直ぐな映画祭だ。
 私達の内にある揺らぎに寄り添いながら、あらゆる境界を超えて行こうとする明確な意思を持ち、そして、その意思は揺らぐことがない。
 私は昨年『百合祭』で参加したが、映画祭の会場や、集う人達の心に自由の風が吹き渡っているような心地よさを感じた。
 今年も、勇猛果敢なラインナップが揃う事と思う。この映画祭で出会う作品群が、"自分"であることの矜持と、"私"の居場所を教えてくれる事を、心から期待している。

映画監督・浜野佐知


新井祥 さん

 中性マンガ家・新井祥です。(『性別が、ない!』など性別ネタシリーズの実話ギャグ漫画を描いてます)
 自分自身、性別に関しての「こうあったらみんな楽なのに…!」という考えかたの内容が「クィア」という種類だということを読者の方に聞いて以来、「クィア」と名のつくものが目にとまるごとにチェックするようにしていたのですが、今回こうして関わることができて本当にうれしく感じています。
 セクシャルマイノリティの未来に幸あれ…!

※注 新井祥さんには、裏表紙のイラストを提供いただきました