「日本人ファースト」 は 「異性愛者ファースト」 と同じ
関西クィア映画祭 実行委員会として、以下の声明に、賛同しました。
【1143団体賛同】参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明賛同にあたって、以下の見解を表明します。
「日本人ファースト」を掲げる政党が、それだけでなく、LGBTやクィアの権利を公然と否定している事実は、単なる偶然ではありません。なぜなら、「日本人ファースト」という考え方は、「異性愛者ファースト」「男性ファースト」「トランスジェンダーではない人を第一に優先する」「性別二元論者ファースト」「性愛者ファースト」などという考え方と同じだからです。そのような考え方を、私たちは、絶対に許しません。
社会的多数派が自己中心的に振る舞っていい。自身の特権を振りかざして構わない。少数派は分をわきまえろ。—そんな社会では、外国人に限らず、社会の様々な少数派の権利も否定されるのです。
しかし実は、LGBTやクィアのコミュニティの中にも、既に「日本人ファースト」が広く存在している現実も、忘れてはなりません。在日朝鮮人のトランスジェンダー、ウチナーンチュのレズビアン、アイヌのクィアの事が、特に主流の運動現場でほとんど取り上げられないのはなぜでしょう。日本軍性奴隷制問題や朝鮮学校への法的な差別、米兵による性的な暴力や米軍基地問題、アイヌの遺骨返還問題などが、LGBTやクィアを掲げる場所で話題にならないのはなぜ?どうしていつも、日本人にとって興味のある話題しか出てこないのでしょうか。
つまり、既に「日本人ファースト」は、私たちの周りに蔓延してしまっているんです。「ある特定の極右政党の主張」だけが問題なのではないのです。
私たちは、性の多様性と向き合う中で、私たち自身も決して無垢な存在ではないことに気がつきました。自身の特権に無知だったり、他の人の置かれた状況に無関心だったり。そんな中で沢山の失敗をしながら、反省し、学び、生活してきました。それと同じことが「日本人ファースト」にもあてはまります。
構造的差別と無関係に生きる、ということは、誰にもできません。「日本人ファースト」を現に支えている「私たち」自身のあり方も、変えないといけないのです。
全ての人が、対等に生きていけるように。
試行錯誤しながら、私たちのコミュニティや日本の社会のあり方を、根底から変えていきましょう。
関西クィア映画祭 実行委員会
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