TOP＞上映作品＞クィア・ミックス

「クィア・ミックス」
オカマに生れて：拝啓 お医者様
BORN QUEER: dear doctors

7/22（日）16：30開演

日本語字幕提供　京都★ヘンナニジイロ祭

Eli (Shorona) seMbessakwini
5分 /2003 /米国 /英語

オカマに生れて：拝啓 お医者様
（アンチ著作権　ショローナ･セ・ムベッサクィニ）

私はジェンダー破壊者として生まれた
名門の出のジェンダークイア
それは私の遺伝子に組み込まれている
私の遺伝子たち
私のアナーキーな、インターセックスの体

6ヶ月
私は女の子に生まれた
しかし連続する半陰陽の鮭のように　ある種の男に成長する
女として生まれ、ある種の男に成長する
私として生まれ、大人の私に成長する

しかし…

10歳
連続は断ち切られ、私のペニスは切り落とされた（感覚は残った）
ダラム・スミスさん、あなた自身の混乱に対する怒りが　私の去勢ですね
それとも、英国庭園のような几帳面さで
女らしさからはみ出ている私の小枝を切ったの？
チョッキン　チョッキン「ほら、この方が、はるかにいい」

それとも両性具有をねたんで？
とても女の子で とても男の子
私が持つたくさんのジェンダーへの、あなたのケチな不安からなの？

10歳
たぶん彼は―
私の身体が求めたやり方では、私と遊びたくなかった
彼は腹を立てた？

「ボクはあなたのボールを取って家に帰ります」

10歳
私の睾丸は摘出された
しかし今、わたしは元通り半陰陽の力持ちで
ジェンダー神殿の壁を押し倒すくらい強い
「私を愛して。私は野性的で自由」

11歳
主人である医者に、私は一生縛り付けられた
医者たちが取り除いたものと置き換えるために
私はホルモン漬けにされた
まるで究極的な市場の策略のようだ
私はエストロゲン中毒で、テストステロン常習者
処方箋、薬剤師、毎夜の注射

14歳
私のヴァージンは　ナイフによって奪われた
中年の白人男性で 外科医の恋人　ロジャー・ペッパーレル教授
（彼のことはほとんど知らなかった）
私の溶解した陰唇と鍛えられた処女膜によって
彼はインポになったのか？
１人では挿入できないのか？

彼が私を切った時
「おぉ！」と言って 血染めのシーツを皆に見えるように持ち上げたのだろうか
私の意識が戻ってもいないうちに、
私の処女性が証明され、同時に奪われた
まるで私が頼んだかのように

14歳
両親に計画された婚約
ある夏、秘密主義と恥の中で、ナイフを振るう人と結婚させられた
そして今、私は最初の外科医の恋人に感謝している
貫通させてくれたから
彼が創って残した穴をふさぎたくて
私は飢えて大口を開けている？

私達はキスさえしたことがない
私はあなたを決して忘れない

32歳
私は一人ではない
「男の自分」の精神の影を手に入れ、共に過ごす
彼は私のブッチの師匠。彼に名はない
シャムの双子（1つの脳、2つの体）がされかねないのと同様に
彼が犠牲にされ、私が生き残った
穴のある少女の方が、陰毛しかない男よりはいい

だから私は感じる
彼らが感じさせてくれる
天然の女性のように私が感じる
もしくは、少しはそう感じる
そのことを認めることが出来るくらい、私は十分に男らしい

半陰陽者達　私の奇形の先祖　私の同名の人　私のアイドルは
古代ヨーロッパからささやく
私はいた　だからあなたもいる

しかし今日、それは未遂のジェンダー殺しだ
私はサバイバー
戦士達や傷跡、略奪者の叫びと共にあるサバイバー
そしてこう言う

「性の警察をやっちまえ！」

私は唄う　笑う　愛する

私はカムアウトする
大きな声で 誇り高く
　
（このテキストは、映画の中で朗読されているテキストを、映画の紹介のためにひびの まことが大まかに訳したものです。映画の字幕のための翻訳は、別途、西村桜さんにお願いしました。）