字幕貸し出し規程

字幕貸し出し規程(第2版)

関西クィア映画祭実行委員会が管理する字幕の貸し出しは、本規程によります。

【趣旨】

・日本においてQueer映画を上映/鑑賞する機会を少しでも多く提供するために、関西クィア映画祭では管理する字幕の貸し出しを積極的に行います。
・関西クィア映画祭は、Queer映画業界の拡大に資することを通して、Queerコミュニティーに貢献します。
・字幕貸し出しを通じて、関西クィア映画祭の財政基盤を強化します。

【仕組み】

・映画祭実行委員会は、管理する字幕についての使用権を持っており、字幕を貸し出すかどうかを独自に決めることが出来ます。しかし映画自体の著作権を持っている訳ではありません。映画を上映する際には、まず映画の著作権者(監督や配給元など)の上映許諾を得る必要があります。
・上映許諾を得るための交渉は、原則としては映画祭実行委員会では行いませんので、上映希望者の方でして頂くこととします。ただし、映画祭実行委員の中から、上映許諾交渉を担当してもいいという者が現れた場合には、この限りではありません。
・字幕を貸し出すかどうかの判断は、映画の著作権者とは別に、映画祭実行委員会で独自に行います。
・字幕の管理や貸し出し関連業務は、映画祭実行委員会の有志がボランティアでサービスとして行うものです。映画祭本体の実務で忙しかったり、その他担当実行委員の個人的な都合などで、字幕貸し出しの依頼に応じることができない場合もあります。

【貸し出し条件】

・関西クィア映画祭では、以下の条件で字幕を貸し出します。

(1)字幕使用料
 原則として事前に、字幕使用料を映画祭実行委員会に支払うこと。映画祭実行委員会が入金を確認をした時点で、字幕の貸し出しを実行委員会として正式に認めたことになります。
(2)クレジット
 上映会の広報の際には「字幕協力 関西クィア映画祭(http://kansai-qff.org/)」等のクレジットを入れること。
(3)チラシとシネアド
 関西クィア映画祭のシネアド(30秒から2分程度の予告編映像)を上映前に流すこと。関西クィア映画祭のチラシを上映会場で全鑑賞者に配布すること。翻訳や字幕作成に関わった者が希望した場合、その者の思いや意見を記したチラシを上映会場で全鑑賞者に配布すること。
(4)実行委員による解説など
 映画祭実行委員会が必要と判断した場合には、映画祭の実行委員が企画の中で映画の解説などの話をする時間を設けること。
(5)その他、関西クィア映画祭実行委員会が指定する条件。

【字幕使用料の目安】

(※字幕使用料は、上映する映画の長さ(尺)、一度に使用する字幕の本数(映画の本数)、行政や企業からの支援の有無、上映会の目的や規模、上映会入場料の価格設定、主催者の財政状況、主催者と関西クィア映画祭との関係など様々な理由によって増減しますので、サイトには掲載しません。詳しくは直接お問い合せ下さい。)

【事務手数料など】

・監督や配給元との上映許諾交渉を映画祭実行委員会が請け負った場合等、必要に応じて事務手数料を設けることが出来ます。
・メディアの送料、送金手数料などは、原則として字幕使用者が負担します。
・お金の支払いは、映画祭実行委員会の口座への振込を原則とします。

【字幕管理担当者】

・字幕の使用を希望する者は、字幕管理担当者に申し込みます。
・字幕管理担当者は、字幕使用希望者と協議し、字幕使用料を決定します。
・【字幕使用料の目安】のおおよそ半額から倍額程度までの範囲内であれば、字幕管理担当者は任意に字幕使用料を決定できます。その場合は、事後に映画祭実行委員会に対して報告を行います。
・字幕担当者が上記の範囲を超えた字幕使用料にするべきだと考えた場合や、字幕を貸し出すべきではないと考えた場合には、その旨を事前に実行委員会に提案しなくてはいけません。また、字幕使用希望者との間で字幕使用料についての協議が整わない場合は、映画祭実行委員会で最終的な決定を行います。

【改正】

・本規程は、関西クィア映画祭実行委員会において、いつでも改正することが出来ます。

(2008年1月12日 第2版に改定)