オレの心は負けてない 在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい
1992年、「慰安婦」動員に日本軍が関与したことを立証する政府文書が発見された。これをきっかけに日本の市民団体と「慰安婦」被害者である宋神道さんが出会い「在日の慰安婦裁判を支える会」が結成され、日本政府の公式謝罪を要求する10年にわたる裁判闘争が始まった。
宋神道さんは16歳の時に中国で日本軍の「慰安婦」にされた。少しでも拒否すれば、決まって殴打され、わき腹と太股に残った刃物の傷痕、そして腕に彫られた金子という名前の入れ墨は、苦痛の過去をそのままに見せる。彼女が過去の思い、嘆きを吐露するにはかなりの時間を要した。
彼女と「支える会」が出会い、共に泣き、笑い、歯ぎしりしながら裁判を闘う過程、そしてこの裁判を通して宋神道さんが歩んだ被害回復の過程を描き出すドキュメンタリー。2003年、裁判は敗訴が確定したが、敗訴確定後の最後の裁判報告集会で彼女が言う。「裁判に負けても、オレの心は負けてない。」と。
- 邦題・原題
- オレの心は負けてない 在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい
- 英語題
- My Heart is Not Broken Yet
- 監督
- 安海龍 / アンヘリョン
- 制作
- 在日の慰安婦裁判を支える会
- プロデューサー
- 梁澄子 / ヤンチンジャ
- 出演
- 宋神道 / ソンシンド
- ジャンル
- ドキュメンタリー
- 上映時間
- 95分
- 制作年
- 2007
- 制作国
- 日本
- 言語
- 日本語, 韓国語
- 字幕
- 日本語字幕
- 上映会場・日時
- 大阪 (9/18 10:10)
- 配給
- 希望のたね基金