国内作品コンペティション
第14回関西クィア映画祭は、国内作品コンペティションを開催します!
2005年より長年にわたって続けてきた関西クィア映画祭ですが、昨年の第13回関西クィア映画祭2019にて、初めての国内作品コンペティションを開催しました。
「毎年のプログラムは海外の作品が多数を占めている中、一つでも多くの良質なクィアな日本作品を観たい、観せたい!また、観客の皆さんに投票してもらい、私達一人一人の率直な感想を監督に届け、より良い作品の製作に繋げてほしい!」という気持ちから始めた企画でしたが、たくさんの方にご来場いただき、大変盛況な企画となりました。
「LGBTブーム」と呼ばれる昨今、テレビでもたくさんの作品が見られるようになりました。しかし、ドラマチックな演出のために、マジョリティにとって都合の良い概念として消費されるだけの作品も多くあります。また、セクマイ系の作品であっても、女性蔑視が含まれていたり、コミュニティの中の差別に無自覚であったりすることもあります。
より多くの人と一緒に楽しめるものに出会うことは、簡単ではありません。しかしそんな中、「遠い国のキラキラした人たちのお話」ではなく、私たちの暮らす場所に、私たちの観たい!と思える作品があること。それを作ろうと挑戦する人が存在することに、私たちはとても勇気づけられます。
次回の関西クィア映画祭でも、そんな楽しい空間を、ぜひ観客の皆さんと共有したい!という気持ちから、国内作品コンペティションを開催します。
募集要項
【内容】- クィア/ジェンダー/セクシュアリティ/フェミニズムや、LGBT/性的少数者を扱った作品であること。
- 日本で制作された/日本に深く関わっている内容の作品であること。
- 本編 30 分間までの作品(本編再生前と終了後、必ず5 秒間の黒い画面を入れて下さい)。
- ※本編30分以上の作品は、コンペではなく、一般公募作品として応募して下さい。)
- ろう者や聴覚障害者、音声日本語が不得手の人などへの情報保障のため、日本語作品にも日本語字幕をつけます。応募時にはなくても構いませんが、本祭では必ず日本語字幕をつけて上映します。
- 字幕の詳細については、7月はじめに公開します。
- 応募者の国籍/年齢/セクシュアリティや、プロ/アマ、個人/グループなど一切不問。発表済み の作品可。
- 音楽などを含むすべての著作権処理を済ませた、完成作品での応募に限る。
- 出品料はなし。
- 状況により、オンライン開催への変更や、やむを得ずコンペを中止する可能性があります。
<応募方法>
以下の応募フォームよりご応募ください。応募ののち、実行委員会から折り返しご連絡します。
<応募締め切り>
- 第一次応募締め切り:2021年1月末〆切
- 最終応募締め切り :2021年3月末〆切
- 応募作品のうち5作品程度を入選作品として実行委員会が選出します。観客による映画祭の場での投票で最優秀観客賞を決定し、賞金3万円を贈呈します。
- 監督や出演者などの関係者が上映会場にご来場・ご登壇頂ける場合には、実費での交通費(1作品につき上限1万円まで)をお渡しします。
関西クィア映画祭 実行委員会
https://kansai-qff.org/
TEL:080-3820-2731 (留守電)
FAX:06-7878-8882
メール:info★kansai-qff.org(★→@)
2020年6月15日掲載、10月31日一部改定