第1条(名称)
1、当会の名称を「関西クィア映画祭」とする。
2、別名として「関西Queer Film Festival」を、略称として「KQFF」を使用することもできる。
第2条(目的)
1、当会は、性とそれに関わる暮らしや生き方をテーマにした映像作品を集めて上映するお祭り「関西クィア映画祭」を開催することを目的とする。
第3条(趣旨)
1、関西クィア映画祭の趣旨は以下の通り。
・性とそれに関わる暮らしや生き方をテーマにした映像作品を集めて上映することで、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)など様々な性的少数者が、自身の周りや地域社会の中にも一緒に生きているという事実を、多くの人に知ってもらう。
・性とライフスタイルの多様性を実感し、必ずしも「普通」「典型的」である必要はないということを知ることで、LGBTに限らず全ての人が、自身の多様な生き方をポジティブに捉え直すきっかけを提供する。
・本当に幅広い様々な方向性の作品を多数上映することで、初めての人でも気軽に参加して楽しめる敷居の低い映画祭にすると同時に、性の多様性についてある程度「知っているつもり」の人や性的少数者の当事者に対しても、毎回新しい発見と感動を伝えることができるようにする。
・LGBTと一口に言っても、必ずしも同じような状況に置かれている訳ではなく、民族、障害、世代、性別などによって違いがあることを知り、性的少数者の内部にも様々な力関係や差別があることを学ぶ。
・LGBTを含む全ての人が、自分自身のセクシュアリティを問い返し、性別や性的指向を超えて共感とつながりを創り、自分らしい一歩を踏み出して生き抜いていく力を得ることができる映画祭にする。
第4条(事業)
1、当会は以下の事業を行う。
・関西クィア映画祭の実施
・関西クィア映画祭の趣旨を広め、広報するための活動
・その他、実行委員会が必要と認める活動
第5条(実行委員会)
1、会としての意志を決定する機関として、実行委員会を設置する。
2、実行委員会は原則公開とし、誰でも自由に参加して、意見を述べることができる。
第6条(実行委員)
1、第2条及び第3条に賛同するものは、個人としての好き嫌いや考え方の違い、国籍・年齢・職業・性別・性的指向等に関わらず、実行委員になることが できる。
2、実行委員は、自身の意志と責任において、積極的な主体性を持って実行委員会に参加する。
第7条(チーム)
1、特定の目的や役割を担うために、実行委員会の内部に「チーム」を設置することができる。
2、映画祭の実施に責任を持ち、映画祭を引き受け、映画祭運営の中心になるチームとして「運営チーム」を設置する。
第8条(共同代表)
1、「対外的に映画祭を代表する」というお仕事をするための係として、「共同代表」をおく。
第9条(会計期間)
1、会計期間は2007年12月1日より2009年2月末日とする。
第10条(会計及び監査)
1、当会は会計及び監査役を置き、監査役は会計の正当性を担保する。
2、監査役の選任は実行委員会で行う。
3、会計と監査役は兼任できない。
第11条(解散)
1、当会は実行委員会の決定によって、解散する。
2、解散の際には会計の精算を行い、残額は当会と同様の主旨の非営利団体に寄付することとする。
第12条(変更)
1、実行委員会の決定によって、直ちにこの規約を変更することができる。
(2008年1月 実行委員会で承認済) |