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コラム


「タイヘン×ヘンタイ」って?

 私たちは「性別や恋愛のあり方、生き方は多様だ」という趣旨で集いました。しかし実は私たち自身も、自分とは違う様々な性のあり方を知らなかったり、認められないことがあります。また「私たち」の内部にも、性とは別の面での差別(民族・障害・社会的地位など)があり、多数派を形成するセクシュアリティーがその他のセクシュアリティーを更に抑圧することもあります。「多様性」を謳うことは簡単ですが、本当の意味で多様性に向き合うのはとてもタイヘンです。「タイヘン」とは、性的少数派が生きていくことの大変さに加え、以上のような「大変さ」をも含んでいます。
 そして「ヘンタイ」とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、ヘテロセクシュアルといった言葉では括りきれない個人個人特有の性のあり方や、その性のあり方も個人の人生の中で「変わりうる/変態する」という現実を指しています。また更に「フツーのヘンタイ」ではなく「大変に(程度が甚だしい)ヘンタイ」であることを目指したい、という思いも込めています。

※「タイヘン×ヘンタイ」は前回の映画祭のキャッチコピーですが、「私たちは人間が1人1人違っているという現実に挑むんだ!」という心意気を込め、今後も映画祭自体の冠コピーとして継続して使用していくことにしました。


イワカン×カイカン×ソウスカン(その1)

 みんなの「当たり前」と自分の「当たり前」が違っていて、場に違和感が生じることはありませんか?人とは違う部分を持つ自分のあり方の独自性を、実は快感に思っていませんか?自分の思っていることを素直に言ったせいで、周りから総スカンな目にあったことはありませんか?

 少数派として生きづらさや困難に直面したり総スカンにあっても、正面から立ち向かったり、かわしたりして、生きいくその人間のしぶとさや心意気。そして苦境をさえ楽しみに変えてしまう知恵。世界中から集まったクィア映画の中には、たくさんのヒントが詰まっています。

 関西クィア映画祭は、「女らしさ」「男らしさ」や様々な「当たり前」の押しつけの嵐の中で一生懸命生きている少数派の1人1人を応援します!だからこそ、今年も、映画祭を開催します!


イワカン×カイカン×ソウスカン(その2)

 自分と違う性のあり方を「やっぱり変だ」と自分自身でも実は思ってしまいませんか?「多数派/マジョリティ」に仕返しをして、快感を覚えたことはありませんか?自分が多数派になったとたん、自分とは違う人や苦手な人を仲間はずれにしたり、皆で攻撃したことはありませんか?自分がされて嫌だったことを、人にしてしまって後悔したことはありませんか?

 様々な社会的少数派がかっこいいのは、人間の強さやしぶとさと言ったプラスの側面だけではなく、人間の持つ卑怯さやずるさ・自分勝手さや鈍感さといった負の側面とも、常に向きあい続けているからかもしれません。

関西クィア映画祭 実行委員会 Kansai Queer Film Festival Organizing Committee
https://kansai-qff.org/