塩安九十九さんの問題について
文責:2008年度 第4回 関西クィア映画祭 実行委員会
2007年度の関西クィア映画祭(第3回)実行委員会の内部で起きた出来事に関して、2007年度の実行委員会(第3回)から、2008年度の実行委員会(第4回)に対して、依頼がありました。
依頼の内容は、「塩安九十九さん(*注)が他の実行委員Aさんに対してハラスメント(不当な暴力)を行い、話し合いを拒否してその加害行為を開き直っている問題(塩安さん問題)」について、塩安さんの言動を批判する2007年度実行委員会の決議文などを、関西クィア映画祭の公式サイトに掲載して欲しいというものでした。
依頼を受け、2008年度の実行委員会としては話し合いを持ち、その結果以下の結論に達しました。
- 2008年度の実行委員会として、「塩安さんによるハラスメント」の内容については詳細な検討はしていないので、細かい事実関係については分からない。
- しかし、本件関係資料を読む限り、放置できない何か重大な問題が起きたことは推認できる。従って、2008年度実行委員会としても、本件を無視せずに取り扱う。
- 塩安さんに限らず誰であれ、自身の言動には責任を負う必要がある。
- 自身の言動について、適切な方法で批判やクレームが寄せられた時には、誠実に応答し、対話による解決を目指すのが望ましい。仮に批判やクレームに同意できない場合でも、その旨を返答して直接話し合うべきだ。自身の言動への批判やクレームを「些細なこと」などとみなして無視したり、相手との話し合い自体を拒否した場合には、そのこと自体が更に(二次的)加害行為・(二次的)暴力になることもある。
- 2007年度の実行委員会は、適切な方法で塩安さんに対して見解を表明し、また対話を求めていると思われる。またその内容も、少なくとも本件関連資料を読む限り、塩安さんによる応答が必要な重要なものだと思われる。にもかかわらず、もし塩安さんが対話に応じていないとすれば、それは問題だ。
- 本件問題は、本来は塩安さんと、2007年度の実行委員会やAさんとの間で、直接話し合いを行って解決すべき問題だ。関係当事者間で誠実な話し合いが行われているのであれば、一方の見解のみをサイトに掲載するのは望ましくない。しかし、もし塩安さんが2007年度の実行委員会やAさんとの対話自体を本当に拒否しているのであれば、本件関係資料を関西クィア映画祭のサイトに掲載して欲しいという依頼には、合理性がある。
- 2008年度の実行委員会としては、塩安さんの見解も聞いた上で、本件関係資料のサイトへの掲載について判断を行う。
これに基づき、2008年度実行委員会では塩安九十九さん対して、2008/8/28にメールを送りました。そのメールでは以下の3点について尋ねました。
- 2007年度関西クィア映画祭実行委員会からの話し合いの要請に対して、塩安さんがそれを拒否しているというのは事実ですか?
- 今後、塩安さんは、2007年度実行委員会やAさんと、誠実に話し合いを行う意志がありますか。
- 関西クィア映画祭のサイトに本件関連資料を掲載することについて、もし何か問題があると塩安さんがお考えであれば、理由と共にその旨をお伝え下さい。
しかし塩安さんからは返事がありませんでした。そのため今度は、普通郵便と配達記録郵便の両方で同じ文章を2008/9/2に送付しました。しかしこれに対しても、現在(2009年2月4日)に至るまで何ら応答はありません。
以上より、2008年度の実行委員会としては、2007年度の実行委員会の依頼どおり本件についての資料等を関西クィア映画祭の公式サイトに掲載することにしました。
以下が、その内容目次となります。
なお、掲載されている文章には2008年度実行委員会(第4回)の文責のものと2007年度実行委員会(第3回)の文責のものがありますので、ご注意下さい。
塩安九十九さんの問題について(目次)
2008年度実行委員会(第4回関西クィア映画祭)から塩安さん宛
2007年度実行委員会(第3回関西クィア映画祭)の決議など