サラダは人生
サラダは人生
salad is life
ルームシェアをする女ふたりの物語。何気ない日々が描かれる3話オムニバス作品。けれど、女性に対するモヤっとする発言、恋愛至上主義的な周囲の無神経な憶測、そうした世間の“あるある”も随所に散りばめられている。少しうんざりしながら、少し抵抗しながら、彼女たちの日常は続く。
かくいう、この紹介文を書いている私も「ルームシェアをする女ふたりの物語」という公式の作品紹介を読んで「レズビアンの同棲!」を期待してしまっていた。「ふたり暮らし」=「恋人」「ふうふ」なんて、あぁなんて陳腐で傲慢な考え。ただそこに暮らす人がいること、人とのかかわり方も様々な形があるのだということ。観終わった後、改めてそんなことを思わせてくれる。ただし、そうしたメッセージ性も、押しつけがましくなくさらりと飲み込めるのがこの作品の魅力。この作品自体がサラダのようかもしれない。
(あやこ)
監督から
プロフィール
岡田麻李 監督
2021年度 阿佐ヶ谷美術専門学校 フィルムメディアコース卒業
横浜生まれの22歳
作品紹介
ルームシェアをする女二人の物語。男女が特定の形になってようやく一人前だとみなされる世界へのささやかな抵抗。
スチール
作品基本情報
邦題・原題
サラダは人生
英語題
salad is life
監督
岡田麻李 / Mari Okada
上映時間
34分
制作年
2021年
制作国
日本
言語
日本語
字幕
日本語字幕あり / 英語字幕なし No English subtitles
プレミア情報
世界初