未来は私たちのもの
未来は私たちのもの
NO HARD FEELINGS
© Juenglinge Film
イランからの移民1世を親にもつミレニアル世代のパーヴィス。ゲイとしてドイツで暮らす若者だ。パーヴィスは、物質的には豊かだが、自分が「何者か」を悩み、どこか満たされない毎日を送っていた。
社会奉仕活動でしぶしぶ通い始めた難民収容施設での、イラン出身のバナとアモンのきょうだいとの出会いは、そんな主人公の平凡な生活に大きな変化をもたらす。
勝気で負けず嫌い、性別を元にした社会規範に全身で抗う力強いバナと、「自分」であることだけでも大変だと抱え込む内向的なアモン。「難民申請中のバナとアモン」そして「30年前に移住したパーヴィスの家族」という、ドイツの中の二つのイラン人コミュニティが出会い、物語は展開する。
「イラン国籍でペルシャ語を第一言語とする若者」。同じように見える3人にも、立場の違いがあることを突きつけられる出来事が起こる。
ドイツのクィアシーンだけでなく、今のドイツ社会が抱える様々な社会的課題を、複合的に描いている。日本のアニメ『セーラームーン』が好きだという、自身もイラン系移民の若手監督ファラズ・シャリアットによる作品。
昨年の関西クィア映画祭で上映され、大好評を得た作品の再上映です。お見逃しなく!(文責:ひびのまこと)
プロデューサートーク動画(KQFF2021)
監督から
ファラズ・シャリアット監督
『セーラームーン』に救われた若きドイツ人監督が描く、「リアルなマイノリティの姿」。(監督インタビュー・VOGUE)
https://www.vogue.co.jp/change/article/futur-drei-faraz-shariat-interview
予告編
スチール
© Juenglinge Film
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© Juenglinge Film
© Juenglinge Film
作品基本情報
邦題
未来は私たちのもの
原題
Futur Drei
英語題
NO HARD FEELINGS
監督
ファラズ・シャリアット
上映時間
93分
制作年
2020年
制作国
ドイツ
言語
ペルシア語・ドイツ語
字幕
日本語字幕あり / 英語字幕なし No English subtitles
Webサイト
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/sup/h21/fut.html