未来は私たちのもの
イランからの移民1世を親にもつミレニアル世代のパーヴィス。ゲイとしてドイツで暮らす若者だ。パーヴィスは、物質的には豊かだが、自分が「何者か」を悩み、どこか満たされない毎日を送っていた。
社会奉仕活動でしぶしぶ通い始めた難民収容施設での、イラン出身のバナとアモンのきょうだいとの出会いは、そんな主人公の平凡な生活に大きな変化をもたらす。
勝気で負けず嫌い、性別を元にした社会規範に全身で抗う力強いバナと、「自分」であることだけでも大変だと抱え込む内向的なアモン。難民申請中のバナとアモン、30年前に移住したパーヴィスの家族というドイツの中の二つのイラン人コミュニティが出会い、物語は展開する。
「イラン国籍でペルシャ語を第一言語とする若者」。「同じ」ように見える3人にも「立場」の違いがあることを突きつけられる出来事が起こる。
ドイツのクィアシーンだけでなく、「今」のドイツ社会が抱える様々な社会的課題を、自身もイラン系移民の若手監督がみずみずしい感性で描く。
監督インタビュー(VOGUE誌)
『セーラームーン』に救われた若きドイツ人監督が描く、「リアルなマイノリティの姿」。
- 邦題
- 未来は私たちのもの
- 原題
- Futur Drei
- 英語題
- NO HARD FEELINGS
- 監督
- ファラズ・シャリアット
- ジャンル
- ドラマ
- 上映時間
- 93分
- 制作年
- 2020
- 制作国
- ドイツ
- 言語
- ペルシア語, ドイツ語
- 字幕
- 日本語字幕・ドイツ語字幕 Deutsche Untertitel
- 上映会場・日時
- 大阪 (9/18 10:40) / 京都 (9/19 17:30)
- プレミア
- 日本プレミア
- ウェブサイト
- 未来は私たちのもの - Goethe-Institut Japan
- 特別協力
- ゲーテ・インスティトゥート
- 配給