関西クィア映画祭について
性にあたりまえなんてないよ
あなたはどんな性別で暮らしていますか?
恋愛やセックスは好きですか?どんな恋愛やセックス、人との関わり方をしていますか?
「男らしさ」や「女らしさ」が期待されることに、しんどくなった経験はありませんか?
こういった「男女という制度」の枠組みから出て、自分らしい性を生きている人たちが、既に沢山います。典型的であってもなくてもいい、変 (=クィア) でもいい、性のあり方は多様だ、私たちは生きていける。今年で8回目を迎える関西クィア映画祭は、そんなメッセージが溢れる映画を上映する「みんなのお祭り」です。
タイヘン×ヘンタイ
性別や恋愛のあり方、生き方は多様だー私たちはそう思って集まります。しかし時間を重ねると、私たち自身も他者の性のあり方に無知だったり、時には受け入れ難いことがある、と気がつきます。また私たちの間にも、性とは別の面での差別(民族、障害、社会的地位など)もあります。「少数派の中の少数派」を作ってしまうことへの無関心や差別・抑圧は、私たちの間でも珍しくありません。本当に多様性と向き合い、それを手に入れるのはとても「タイヘン」なのです。
最近は「LGBT」の用語が流行りですが、私たちは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、ヘテロセクシュアルといった簡単な言葉では表しきれない存在です。恋愛対象の性別や自身の性別が、個人の人生の中で「変わる/変態する」ことだってあります。さらに「フツーのヘンタイより、とってもヘンタイ」でありたいという思いも含まれています。
【タイヘン×ヘンタイ】のキャッチコピー、「私たちはひとりひとり違っている、という現実に向きあうんだ!」という心意気を表現するには、ピッタリの言葉だと思いませんか?
ところで「クィア」ってなんですか?
ひとりひとりが自分の性や生き方を選び決めていこう、規範の押し付けに反対しよう、というメッセージです。
「クィア」は、これまでは性の領域で「ふつう」ではないと考えられている人々への蔑称でした。これを逆手にとって使うことで、様々な少数派を肯定し、「ヘンでもいい」「不一致は私たちの豊かさだ」と差異の権利を主張し、LGBTだけでなく「普通ではない」「典型的でない」生き方をポジティブにとらえ直す意図があります。
わたしたちが大事にすること
「同性愛」「性同一性障害」にとどまらず、トランスジェンダーやバイセクシュアル、インターセックスなど、後回しにされがちな【性】。パートナーシップ、セックスワーク、HIV/エイズ、民族、宗教、職業、障害などに関わる【性の多様さ】。そしてそれらが混ざり合う場面や場所を見のがさず、「わたしたち」の身の回りにあることとして考えることを、私たちは大事にしたいと思っています。
「セクマイだけ」「女子だけ」「(事実上)男子だけ」「日本人だけ」…。そんなあり方ではなく、開かれたミックスな場を、私たちはできるだけ作りたい。さまざまな立場や考え方のひとが参加する場を作って、たがいに交流し、映像を通じて私たち自身のことを考えることで、ライフスタイルの多様性を実感し、自身の知らなかったことを学びたい。このような経験は、ひとりひとりが生きる勇気を得る、大切な糧となると私たちは信じています。
關於關西酷兒影展
性,哪有什麼理所當然
你用什麼性別生活呢?
喜歡戀愛、做愛嗎?用什麼方式與人戀愛、與人做愛、接觸他人呢?
有無被周圍期待「像個男人」或「像個女人」而感到痛苦的經驗呢?
現在已經有很多從「所謂的男女制度」框架中脫出、以忠於自己的「性」生活著的人。是不是典型、怪(=queer)不怪都好,重要的是我們能以多樣的性活出自己。今年邁入第八年的關西酷兒影展就是一個呈現傳遞這樣信息的電影作品的影展。
タイヘン(taihen,辛苦)×ヘンタイ(hentai,變態)
性別、戀愛、人有各種多樣的活著的方式—我們這麼相信著而聚集。但隨者時間的累積,我們仍會發現,自身與他人的「性」的存在方式當中出現了無知的部份,有時還有難以接受的情況。另外,在我們當中,也存在著「性」之外其他層面(民族、身心障礙、社會地位等)的歧視。自己製造出了這種「少數中的少數」,卻毫無關心或甚而歧視與打壓,在我們當中並不罕見。去面對真正的「多樣性」,成為自身的一部分,這過程才是真正的「タイヘン(辛苦)」。
最近雖然流行「LGBT」一詞,但我們的存在豈是lesbian, gay, bisexual, transgender , heterosexual幾個簡單的詞就能一言以蔽之的。戀愛對象的性別或自身的性別在一個人的人生之中也有可能「轉變/變態」。甚至也含有「比起一般的”變態”,還要”極為變態”」的慾望。
【タイヘン(taihen,辛苦)×ヘンタイ(hentai,變態)】這個標題,您是不是覺得巧妙適切地表現了「我們坦然面對著”每個人都有所不同”的這項現實!」這樣的意念呢?
話說「クィア(Queer)」又是什麼呢?
帶有「每個單獨個體能決定自己的”性”或生活方式,反對規範帶來的無理強制」的信息。
「クィア(Queer)」曾是對「性的領域中”非一般”」的人們的蔑稱。將它逆向使用成對各種各樣的少數派給予肯定,以「”怪”也很好」「不一致的我們的豐富性」表達出差異之權力的主張,企圖扭轉為不只有LGBT、
更「不是一般的」「不是典型的」生活方式的正面思考。
我們所重視的事
不只「同性戀」「性別認同障礙」等字彙,transgender、bisexual、intersex等,皆為一直被輕視的【性】。伴侶、sex work、HIV/AIDS、民族、宗教、職業、身心障礙等牽連的【性的多樣性】。不錯過這些多樣性存在的場面與場所,正視「我們」身邊的這些種種,是我們認為很重要的。
我們盡力想創造的場域,不是「只是性少數」「只有女生」「(事實上)只有男生」「只有日本人」…,而是各種各樣的人能一起同在的地方。各種立場與想法的人創造出供人參加的場所,互相交流,透過影像來思考我們自身,使得生活方式能夠實際被感受,也能學習我們自己不知道的事情。我們深信這樣的經驗,必定能使得每一個人獲得活著的勇氣,成為重要的心靈之糧食。