トランス物語に抗して
「これがトランスジェンダーだ」と言うとき、「私たち」の中の誰が優遇され、また無視されているか。世代・人種・階級・文化の違いには注意が払われているか。
FtMの「男らしさ」についても、トランスたちを一定の方向に誘導する社会的な状況がある。ホルモンや医療的措置を入手するため、医療によってつくられた「物語」を「学ぶ」トランスたちもいる。
監督は、トランス1人1人の個人史から「FtMの男らしさ」も多様であることを描く。そしてフェミニストやクィア達、トランスたちの自由な会話を通じ、私たち1人1人がより深く理解し合う可能性を探る。
「トランスペアレント」「男子であること」のジュールズ・ロスカム監督の待望の最新作!
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