フィクションを生きる―イザベル・シュペングラーの実験映画
イザベル・シュペングラーは、変装するのが大好きです。しかし役者として演じるのは全然ものたりない。もっとぴったりハマるパフォーマンスがあるはず。「私の衣装ダンスは、私の辞書に変わりました」。言葉は吟味され、文脈を逸脱して使われます。それはまるでTPO無視の服装のように。文句を言っても無駄です。何しろこれは、実験映画の世界ですから。
ミイラ、人魚、ドラァグクィーン、サボテン、バター犬、洗濯機、タロット占い、売春、欲望、セックス、あと何が必要かな。あと、何が使えるかな?あなたは、自由に耐えられるのか?らららのれ。
監督のイザベル・シュペングラーは、1972年ベルリン生まれ。現在はロサンゼルスとベルリンで生活。
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