関西クィア映画祭とは

 「クィア」をキーワードに、性とそれに関わる暮らしや生き方をテーマにした映像作品を集めて上映するお祭りです。2005年7月に2日間の日程で約1200人の参加を得て第1回が開催され、次回が4回目になります。
 世界各地の映画祭での受賞歴もある大作から草の根のラディカルなインディペンダント映画まで、同性愛をテーマにしたものはもちろん、それに留まらず例えばトランスジェンダーなど多様な性のあり方をテーマにした作品を、海外の作品だけでなく日本の作品も、気楽に楽しめる作品から運動系まで、淡い恋愛ものから濃いフェティッシュ系まで、そしてメジャーからマイナーまで、幅広く様々な傾向のプログラムを用意しています。前回の映画祭では、全15プログラム50作品のうち、関西クィア映画祭で独自に日本語字幕も作成した日本初公開となる作品が36作品にのぼりました。
 関西クィア映画祭は実行委員会形式で運営され、全ての作業は無報酬のスタッフやボランティアによって担われています。現在、次回の映画祭のためのスタッフを募集しています。

クィア / Queer ってなに?

クィアとは英語で「変態」のこと。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)など、性の領域で「ふつう」ではないと考えられているあり方への蔑称です。差別的なクィアという言葉を逆手にとって使うことで、様々な少数派を肯定し、LGBTに限らず「普通ではない」生き方をポジティブに捉え直す意図があります。

トランスジェンダー ってなに?

出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとする人。性同一性障害の人も含む幅広い言葉。

【FtMトランスジェンダー】
「FtM」は「Female to Male」の略称。出生時、「女性」に振り分けられたが「男性」として生きようとする人。
【MtFトランスジェンダー】
「MtF」は「Male to Female」の略称。出生時、「男性」に振り分けられたが「女性」として生きようとする人。

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