関西クィア映画祭

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●●神戸会場にご来場の方へ●●


神戸会場の上映スケジュールと、諸注意、会場内での撮影について、会場周辺のトイレマップです。当日姫路会場で配布します☆

5月27日

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●●姫路会場終了報告●●


先日5/21(日)に、姫路・納屋工房で開催いたしました、
兵庫クィア上映会 姫路会場
が終了いたしました。

当日は、延べ35人の方にご来場いただきました。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

「いつも、京都、大阪でしか見られない関西クィア映画祭の上映作品を、地元でも上映したい!」
という思いで始めた上映会。

当日会場にいらっしゃったお客さんとお話ししていても、
同様の思いを抱えておられる方がたくさんいらっしゃったことが印象的でした。

「ぜひまた姫路で」という声も多く、私もまったく同じ思いです。

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さて、今週末5/28(日)はいよいよ、新開地・神戸アートビレッジセンターにて
兵庫クィア上映会 神戸会場
の開催です。

姫路会場に来ていただいた方も、
 姫路には行けなかったけど神戸なら行けそうだという方も、
皆さま、お待ちしております!

(兵庫クィア上映会運営チーム・あい)
5月23日

●●姫路会場アンケート●●


神戸会場開催に先立ちまして、
姫路会場で参加者の方々にご記入いただいたアンケートより、上映作品の感想を一部公開いたします。

●『R/EVOLVE-結婚と平等とピンクマネー』

・理想と現実(カネ)の間には常に問題がつきまとう。その中で衝突しながらも自分たちの道をさぐっている人々の姿が良かった。

・同性婚をどう考えたらいいのかは悩しかったのでヒントをもらえました。

・この映画祭がなぜクィア映画祭なのか、分かった気がした。

・社会運動にはお金が必要 社会や企業と当事者側との違い。

 

●『艶子 TSUYAKO』

・昔の日本の家系とかなわない古風な恋愛が美しかった。

 

●『TOO MUCH PUSSY!フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』

神戸会場第3枠でも上映!

・むきだしで純すいで、ライブをみてる気分だった。泣いた。

・自分の性器をどういう風に向きあったらいいのかは悩しかったのでヒントをもらえました。
Too much Pussyはとても刺激的で面白かったのですが、ピンを体に刺すなどの描写もあったので、ちょっとアナウンスがほしかったです。

・一生忘れんと思う。

・ショーガールのクィアを受け入れて前向きに生きている姿が芸術的だった。

 

●『トイレのレッスン』

神戸会場第1枠でも上映!

・みた人同士で話し合いたい作品だと思った。

・MTX当事者なので、トイレや更衣室の利用に困った事があるので、オールジェンダートイレが良い。

 

●『何でも聞いてみよう』

・みた人同士で話し合いたい作品だと思った。

・子供のセクシャリティーの考え方や、まっすぐなトランスのとまどい等が、良かった。

 

アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございましたo(*^▽^*)o

5月23日

●●姫路会場にご来場の方へ●●


姫路会場の上映スケジュールと、諸注意、会場内での撮影についてです。当日姫路会場で配布します☆

5月19日

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●●試写感想シート公開●●


今回、兵庫クィア上映会の上映作品を選ぶにあたって、私達運営チームは関西クィア映画祭で過去に上映した作品の中から気になるものを選んで試写し、チームの中で特にオススメだという声の強かった作品を選びました。

以下は、私達が試写をした際にそれぞれが書いた試写感想シートの一部をご紹介します。

鑑賞後の思い、感じを書き留めたり、映画が語りかけてくる問題についてぐるぐる考えたり、自分の経験を重ね合わせたり、、読み物として練って書いている訳ではない言葉たちなので、読みづらいのはご愛嬌ですが…。

今月末の上映会への参加や、どの作品を見ようか迷われている方に、少しでもご参考にしていただければ幸いです。

5月19日

『R/EVOLVE-結婚と平等とピンクマネー』

姫路(5月21日)1枠

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ともかちゃん
権力、白人とお金、ドラマ
お金と白人の権力に負けないぞぉー
力に屈しない。
主人公の悩みながらもたたかうところ。
負けずにがんばれ。


コマツ
ラブロマンス、アメリカ
主人公サイドは男女二元論が確立してるので、あまりピンと来なかった…
クィアなヒッチハイカー・ラクーンが出てきた事によって主人公がつまらないところから脱出しようとしているのは良い事だなと思った。


あい
ゲイ、クィア、社会運動、資本主義批判
同性婚・セクマイの運動だけでなく、他の社会問題を見る。
横断幕描いたり、野次飛ばしたり、直接行動アプローチが元気よく描かれているのが好き。
音楽がテンション上がる。

『艶子 TSUYAKO』

姫路(5月21日)2枠

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ともかちゃん
恋愛、戦後、差別(嫁、姑、子供)
戦争を経て地方都市の家族のあり方、跡取りは男子で、血の流れる背景。
好き


コマツ
ラブストーリー、昭和、レズビアン
映画!という感じの写し方でとても見やすい。
金属をガッシャンガッシャン作るシーンが見ていて爽快だった。
ツヤコが義母に「ろくでなし!」と呼ばれていたけど、戦後すぐは性的少数者に対してそういう言葉が使われていたのかな?
ラストはハッピーエンドかどうか良く分からなかった。。


あい
日本の女子作品
嫁入りした日本の女性の抑圧をよく描いていると思う。
時代背景、ファッションが素敵。
切ない、みんなで観たい。

『TOO MUCH PUSSY!フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』

姫路(5月21日)2枠・神戸(5月28日)3枠

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ともかちゃん
フェミニズム、セックスワーカー、ヨーロッパの女子作品、ロードムービー
どこまで性についてさらけ出せるのか・委ねることができるのか
周りの影響が大きくて会話ができない
住んでいる環境/地域でできることが限られてくる…


コマツ
ぶっ飛んでんなーーー!
自分の性に対してポジティブだとこんな自由な表現ができるのかーとか、思ったりした。
確かにカッコいい映画だった。
マンコにバナナ入れて食わせるシーンがなんか印象に残った。


あい
長編ドキュメンタリー、クィア、フェミニズム、アクティビズム
楽しい、元気になれる、みんなで観たい
女性が差別される権力構造を変えるために主体性が必要な全ての人へ
女性差別、SW差別、まんこ持ちへの暴力、社会的・文化的に勝手に意味づけられ、縛られる“女”体問題など、フェミニストフィルムとして射程が広い。
パフォーマンスの合間に挿入される会話も良い感じ。
劇中のようにトラブルが起こっても、そこからポルノタブー視問題、公序良俗問題、表現の自由問題を提起できるのではないかと。
出てくるのは白人ばかり、、

『トイレのレッスン』

姫路(5月21日)3枠・神戸(5月28日)1枠

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ともかちゃん
差別というものを教える
映画作成時期からだいぶ経っているが、状況が変わっていない。
全ての性に対する考えが変わらない限り、永遠に続く話。全ての方に見て欲しい、考えて欲しい
切ない、悲しい


コマツ
教育、知識
エンディングにはユーモアもあって楽しく見れた。
「心地良く安心して使えるトイレ」とは、本当にまさにその通りだと思う。
自分は分かりやすい内容だと思った。
「トイレを我慢する」ばかりではなく、「我慢せずに入ったバアイ」も人の目にさらされて心地よく使えないなんて、トイレとはなんて最低な場所なんだ。
(作中にあった)「好奇の目にさらされるトランスの人達を知るために、異性のトイレに入ってみる」という考え方は、なるほど。


あい
誰に対しても分かりやすく提起、どこでやっても良いと思う。
ためになる、みんなで観たい

『何でも聞いてみよう』

姫路(5月21日)3枠

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ともかちゃん
はじめての出会い・かんがえてみよう・ドキドキする

あれこれ考えなく接するところ、見目ではなく、みちびくこと
三人の行動を親が無理せずにみちびく
チェルシー…人と接する機会が多くなる時期で、考える事が多くなり戸惑うが…
アビー…最初から全てを受け入れている感じで良い
オリビア…二人にはさまれて悩むけれど…


コマツ
おもしろい!、ためになる、みんなで観たい
トランスジェンダーに対しての子供の率直な感想が聞けたことがいいなと思った。
会う時になって逃げたり、「おじちゃんがおばちゃんになる」と聞いて泣いたり、ホームビデオ風な所がとても見やすかった。
取り方も話している内容も、着飾ってない所が好き。

あい
ほっこりする、トランス入門的な位置付け
PC(政治的正しさ)を気にして口をつぐみがちになるけど、それはかえって問題から逃げていることにもなってしまうので、「向き合うために何でも聞いてみよう」と題打つのがかえって政治的に良かった。
子供が率直に訊く感じとか、バルバラの対応とか、家族と向き合ってる感じが良かった。

『トランスペアレント』

神戸(5月28日)1枠

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ともかちゃん
トランスジェンダー、家族、母親・父親の悩む話、アメリカ
カテゴライズ、区分けは必要なのかーギモン?
何をするにも分けなくてはいけないのが悩む
家族のあり方
私のところでは、今までになかったことで、良かったかも?


コマツ
FtM、子育て、妊娠
興味がある人と一緒に見たい
自分の知りたい内容だった
産めて良かったという意見がほとんど。
妊娠してる時は、別の誰かを見ているような感覚だった、と。
産んだ後は「男でも子供が産めるんだ」と感じる人もいる。
性自認が男性(FtM)の、妊娠、子供を産む、子育ての葛藤のドキュメンタリー映画。
FtMの人や、自分の体に違和感があるけど子供が欲しいと思う人へ


あい
長編ドキュメンタリー、親子、妊娠、トランス
FtMトランスの人達の妊娠・出産・育児の経験について話されている。
日本の戸籍変更のための断種要件(GID特例法)批判としても考えさせられる所がある。
ジェンダー化された「父」「母」の枠組みを揺るがしたり、トランスジェンダーについて勉強させてくれる語りだと思う。

『これがピンクウォッシュ! シアトルの闘い』

神戸(5月28日)2枠

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ともかちゃん
上映したい!


コマツ
マイノリティの声も上げることによって状況を変えられるという事、状況を変えることで批判が山ほどくる事もあるということを学ばせてもらった。
難しい言葉や聞きなれない言葉が多すぎて、その意味を頭の中で考えていたらあっという間に1時間が終わってしまっていた。
内容よりも、バナーやサインボードのカラフルさにばかり目がいってしまった。


あい
自分達にとって切実なLGBT・クィア・セクマイのことだけでなく、他の人達にとって切実な問題に向き合い、取り組もうとしている姿勢が印象的。
「LGBTの政治利用」に「LGBT・クィア・セクマイの活動家達」がちゃんとNOを言うこと(加担しない)、
問題を提起されたシアトルの職員達が話をちゃんと聞いて、「知らなかったから…」と言って逃げるのではなく、情報を聞いた上で自分達の立場を明確にして判断をすること(公的に影響を与える立場として責任もって判断を修正すること)、
運動が少し押せば、たちまち壮絶なバックラッシュが来ること(これ、めちゃ分かる!!!!!)、
バックラッシュの状況下でやるべきは自分達のコミュニティの繋がりを強くすること(バックラッシュ化では人が消耗してへたってしまうし、繋がりが破壊されていくから)…
など、「アメリカ・シアトルの話」に留まらせるのではなく、自分達が自分達の持場で運動をする上でも重要なことが示唆されていた。
全ての人におすすめ。

『BOTH』

神戸(5月28日)4枠

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ともかちゃん
どちらにも辛い話。受け入れない自分の彷徨う心の辛さ。南米圏なのも良かった。
全ての人がどう思うのか悩む。


コマツ
インターセックスの人達が悩んでる部分を、一部でも知れて良かった。
レベッカの髪型が良い。


あい
インターセックス/性分化疾患、バイセクシュアル、性別規範、家族、子育て
だれかと観たい
好きな映画。随所に散りばめられている問題提起からメインテーマまで、とても良いと思う。(インターセックス、医療のパターナリズム、権威主義、生まれた子の“問題”が母親の責任にされる抑圧、セックスの悩み、バイセク、社会規範に振り回される…など)
インターセックス/DSDについて当事者の利害や基礎的な知識を知らない所が自分には多い。

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